外出が増えてくると同時に日焼けの心配が出てきます。女性は特に気にする日焼けですが、男性はあまり気にしていない人も多いのではないでしょうか。
しかし、日焼け止めを塗らずに長時間太陽の陽を浴びていると、肌が荒れたり痛みを感じたりすることも多くなります。紫外線を受けすぎるのは体に悪いのであまりおすすめできません。きちんとした対策が必要になります。
そこで今回は男性の日焼け止めの塗り方と、その注意点などを紹介しますので、正しく日焼け止めを塗ろうと考えている方はぜひ参考にしてみて下さい。
日焼け止めを塗る前に、日焼け止めの強さについて知る
うと分かるように「PA」や「SPF」などの表記があります。これらについて紹介します。
まず「PA」とはProtection Grade of UVAの略称であり、通称ではUVA防御指数と呼ばれています。平たく言えば、紫外線であるUVA派を防御する指数となっています。
PAの強さは「+」で表され、PA+~PA++++まで存在します。
つまり、この+の値が大きければ大きい程、紫外線から守られる力が大きいという事になります。
次に「SPF」ですが、これはSun Protection Factorの略称であり、同じく紫外線の一種であるUVB派から肌を守る値を示しています。
日焼け止めは強ければいい?
日焼け止めの効果は強ければいいように思いがちですが、効果が大きければ大きい分体への負担も大きくなります。
PAやSPFの値は常に気を付けてみる必要があります。長時間紫外線に触れるならまだしも、普段の外出ではあまり強い日焼け止めを塗ることはあまりおすすめしません。
普段使いであればSPF30~40、PA++~PA+++程度でも十分効果が得られます。
日焼け止めの効果的な塗り方は?
日焼け止めの効果的な塗り方の基本は「ケチることなく使う」ことです。
まずは顔や体をきれいにした後、化粧水で保湿します。その後に日焼け止めを塗り込んでいくという順番です。
日焼け止めは二段塗りが効果的
先ほど紹介したように、日焼け止めには強さに違いあります。
普段使いはあまり強くないものを使用し、ここぞという時に強めの物を使うようにしましょう。
そのため、まずはSPF30以下でPA++程度の日焼け止めをたっぷり塗り込み、それでも対応が不十分な時にSPF50、PA+++以上のものを塗るようにするのが良いでしょう。
この二段階塗だと肌への負担が少なく、ばっちり日焼け対策が出来ますよ。
日焼け止めはいつ塗る?
日焼け止めはどのタイミングで塗れば良いのでしょうか。
実は、日焼け止めは外出の直前に塗っても効果を十分に得ることが出来ません。
日焼け止めは、紫外線に当たる少し前に塗って馴染ませておく必要があります。
直前で塗るなどして、肌になじむ前に紫外線を浴びてしまった場合、肌が焼けてしまう可能性があります。日焼け止めの効果を完全に得るためには、きちんと肌になじんでいる必要があるのです。
保湿は必ず行う
日焼け止めは肌を乾燥させるものだと考えておいた方が無難です。
そのため日焼け止めを塗る時には、特に保湿は重要で、UV対策用の化粧水などがあればたっぷり使うことが重要です。日焼けに関しては安くてもいいので多めに化粧水を使う事を念頭に置きましょう。
日焼け止めは肌を強くするのではなく、日焼け止め自体に紫外線を阻む効果がありますので、理想的なのは「肌→化粧水の層→弱い日焼け止め→強い日焼け止め」となります。肌を守ることを最善に考えたらこの組み合わせがベストです。
肌に合わないものは控える
昨今様々な日焼け止めが販売されているため、肌に合わないものが合ってもおかしくはありません。一度使って「かゆみが出る」「かぶれた」などの症状が出る場合は使用を停止し皮膚科で受診することをおすすめします。
単に肌に合わないだけであればいいですが、稀に日焼け止め自体受け付けない場合もありますので、そういった観点からも医者の診療は必ずするようにしましょう。
正しい知識を持って対策をするのが何よりも大切です。